圧倒的な無垢が何処かへ行ってしまう。
それは、奥底に沈めてあった。
あるいは、それに意思があって、永遠に沈んでいるかのようだった。
悪意のことは知らなかった。
だから、悪意についての言葉をひとたび聞いたら、簡単に開いてしまった。
それは苦しく、開いてしまったが最後、皆が互いに苦しさを押し付けあって生きているのかもしれないと思った。
無知は罪だというけれど
行かないでと叫びながら、
今は、新しさの虜になるのだと
自分をひたすら呪い続けている。
圧倒的な無垢が何処かへ行ってしまう。
それは、奥底に沈めてあった。
あるいは、それに意思があって、永遠に沈んでいるかのようだった。
悪意のことは知らなかった。
だから、悪意についての言葉をひとたび聞いたら、簡単に開いてしまった。
それは苦しく、開いてしまったが最後、皆が互いに苦しさを押し付けあって生きているのかもしれないと思った。
無知は罪だというけれど
行かないでと叫びながら、
今は、新しさの虜になるのだと
自分をひたすら呪い続けている。
出生の謎 孕んだまま
終わりから目を背けたまま
飽きもせず スタンプラリーしている 毎日
自分には何もない なんて
何かあると思ってた なんて
馬鹿みたい なんて
馬鹿じゃないと思ってた なんて
期待しない なんて言葉振り撒いても
やっぱり期待している 全員 なんで
人生が惜しくない人なんていない 本当は
正対も反対も分からない 本当は
トンネル抜ける
窓に映る見知らぬ人も
似たり寄ったりな人生 抱えているのかもしれない
言葉を仕舞い込んで
「仕方がない」で埋め尽くしていったら
取り出せなくなった
一体どんなところへ来てしまったのか 皆目見当もつかない
自己犠牲は許されたいから
それってプラマイゼロにならない マイだ
そういう気持ち 知らない時に
そういう気持ち 抱えて生きていたのかな
例えば貴方も
解らない中にあって
それでも解りたいと思ってしまうのは
馬鹿だったんだろうね?
敵か味方か的だけど
基準体系の問題 それは
圧倒的に疑わしいのは自分
敵でも味方でもないよ
フリしたつもりが本当
来年には終わっている本当
そういうことで溢れているから 正義は都合のいい方向
程度と方向性というレベルでいいんじゃない
どっちつかずで ごめん
それってとても人間的でしょう
朽ちていくものに寄せる思いは、
先祖に手を合わせる時の気分に似ている。
いくらでも酷くなれると思った時、
忘れ去られようとしている物どもは優しくなって、
手にできぬ思い出への憧れだけ、私に残す。
覚えていてよ。
覚えているから。
容姿もない
声もない
体温もないし
においもない
もちろん地位も 肩書きも
そういう世界になったとき
それでも私だとわかる
そんな生き方で 生きていけたら